仕事のこと

人を納得させるための考え方

takeshi_admin

タケシだ。
人とコミュニケーションを取っていて、相手がなかなか自分の主張を聞いてくれないといったことがある人は少なくないだろう。
そんな人に今日は相手を納得させることができるような考え方を教えようと思う。
その考え方は、ロジカルシンキングだ。
言葉は聞いたことがあるという人は多いだろうが、その本質がどういったものなのかまで理解している人はあまりいないだろう。
今日はその本質について、話していくぞ。

ロジカルシンキングとは

ロジカルシンキングとは、読んで字のごとく、論理的な思考のことだ。
簡単にいうと、物事を筋道立って考える力のことだ。
最近の就活の場でも聞くことが多くなっているから、若い子の方が知っていることが多いんじゃないだろうか。
でも、彼らはグループディスカッションやケース面接などに合わせたあくまでツールとして使っているにすぎず、その本質は別のところにある。
大学時代に経営について学んでいた俺だからこそ言えることだが、マーケティングの5F分析などは、RPGでいうところの何かに特化したスキルのようなものであるが、ロジカルシンキングとは素のステータスだ。
これを鍛えることで、どのような場面でも一定以上のクオリティを発揮することができるようになるといっても過言ではない。
では、物事を筋道だって考えるとはどういうことかというと、思考を飛ばさずに積み重ねてゴールを考えることだと俺は思う。
大体の人の思考は、ある程度思考したらこうなるだろうといった感じで思考を飛ばしてゴールも考えてしまうが、それは仮説思考といって大事な能力ではあるのだが、その飛ばした間を突かれると、途端に主張が弱くなってしまう。
だが、ロジカルシンキングを使いこなすことができれば、自分の主張に強い一貫性を持たせることができ、説得力を持たせることができる。
思考法と言いつつも、会話の組み立てにも非常に有効であるため、コミュニケーション能力を底上げすることにもつながる。
やはり、RPGのステータスといった例えは適切であると言えるだろう。

俺は、この思考法を鍛えることができたからこそ、文系出身でありながら、異業種のエンジニアをやっていけてる。
詳しくは後述するぞ。

どんなところで使えるのか

営業

営業においてロジカルシンキングが最も力を発揮する場面は、やはり顧客とコミュニケーションをとるときだろう。
営業とは、有体にいうと、自分のところの商品を顧客に説明し、買ってもらうようにする職業だ。
もちろん営業本人のセンスというものもあるのかもしれないが、ロジカルシンキングを抑えておいて損はないだろう。
ビジネスの場において、取引を決めるのは感情的なものではなく、基本的にはメリット・デメリットを考えた上で合理的な判断をすることが多いだろう。
だからこそ、それらを適切に顧客に対して伝える必要があり、それをすることができるのがロジカルシンキングなのだ。
例えば、値段が高いけども、品質の良い商品を売ろうとする場合、そのまま持って行ってもおそらく売れないだろう。
必要なのは、値段が高いけれども、どのような点で品質が高いかを整理して伝え、その値段が妥当であるということを相手に伝えなくてはならない。
値段が高いというデメリットを超えるメリットを適切に筋道だって伝えることができれば、その取引は成功に導くことができるだろう。

エンジニア

エンジニアにおいてのロジカルシンキングを使用する場面は大きく2つある。
1つ目は、実装時に必要だ。
エンジニアがプログラムを書く際は、どのような処理をして望む結果を導き出すかを考えるが、ここでロジカルシンキングを使う。
プログラムに起こす前に、日本語でどういった処理をするか筋道を考えて構想をするが、それこそがロジカルシンキングであり、これができなくては逆説的にエンジニアをすることは難しいと言えるだろう。
2つ目は、社内でコミュニケーションをとる際に必要とされる。
エンジニアっていうのは、基本社内に引きこもっているが、オーダーがあった際に、それがどういった仕様なのかを事細かに詰める必要がある。
その時に、専門ではない人にわかりやすく伝えるのに、ロジカルシンキングを使うと、技術的な素養がない相手にもこちらの意図していることを伝えることができるようになる。

管理職

管理職もまた、ロジカルシンキングが求められる。
管理職が一番大事なことは、部下に自分の思っていることをしっかりと伝えて理解させることである。
このしっかり理解させるというのにロジカルシンキングが役立つ。
しっかりと筋道立てて伝えることで、その指導や指示がどんな意味を持っているのかを伝えることにつながるため、部下も受け入れやすく、また部下自身もこういう指示にはこういう意図があるといったことを理解できるようになるため、その部下の成長につながる。

総じて、ロジカルシンキングをマスターすることができれば、どの職種でも活躍できることは間違いない。
今後の社会では一般教養となることは間違いないだろう。

トレーニング方法

トレーニング方法としては、インプットとアウトプットを繰り返しすることで、思考法に慣れることが結局の近道だろう。
インプットの方法としては、最初はやはり書籍などで、考え方のプロセスを学ぶべきだ。
下に俺が大学時代に熱心に読み込んだ書籍のリンクを貼っておくぞ。
また、アウトプットの方法としては、大きく2種類ある。
1つ目は、物事の因果関係を考えることだ。
例えば、「風が吹けば桶屋が儲かる」といった諺があるが、これは一事象からどういったの物事が連鎖的に発生していくのかを考えることができる良い例であり、バタフライエフェクトなんかも同様な。
2つ目は、他者とのディベートなどで議論を交わすことだ。
自分のロジカルシンキングで作り上げた主義主張を相手が作り上げた主張をぶつけ合わせることであるが、聴衆である第三者を納得させることができるのは情により訴えることができた方ではなく、あくまでロジックがしっかりと通っていて納得感がある主張をすることができたほうだ。

現代であれば、SNSなどで自分の主義主張を発信して、そこから議論をするというのも、一つのアウトプットのトレーニング方法として良いんじゃないかと思う。
過激すぎるのは、コンプラ的にダメだけどだ。

まとめ

以上のことで、ロジカルシンキングがどれだけ有意義で大切なものかということは理解していただけただろう。
これを身につけることができれば、世の中はとてもイージーで生きやすくなることは間違いないだろう。
自分の考えを整理する上でも、人とコミュニケーションをとる上でも、これ一つで自分のレベルが数段上がるといっても過言ではない。
ぜひ、みんなもロジカルシンキングを身につけて、快適なビジネスライフを送ってほしい。

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Profile
タケシ
タケシ
26歳エンジニア
俺はタケシ、京都在住のエンジニア。 日本の平均所得は450万円程度という都市伝説が実しやかに囁かれている。 俺は、そんな日本で細々と生活する年収260万円、借金370万円のサラリーマンだ。 日本のサラリーマンのリアルを見ていってくれ。
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