色んなこと

たばこを吸う高学歴が語る、メンタルケアの本音

takeshi_admin

タケシだ。
たばこを吸うという行為に対する世間の目は厳しい。禁煙が推奨され、公共の場では分煙が進む中、愛煙家である俺は肩身の狭い思いをすることが多い。それでも、大学での息詰まるような日々や社会人としてのプレッシャーの中で、たばこは俺にとって唯一無二のメンタルケアの手段だ。

初めてたばこに手を伸ばした日

大学生の頃、初めてたばこを吸ったのは、バイト先の雀荘だった。高学歴の環境は、周囲から見れば華々しいものに見えるかもしれないが、その実態は想像以上に厳しいものだ。課題に追われる日々、漠然とした将来への不安。そんな中、雀荘でのアルバイトは俺にとって息抜きでもあった。

その雀荘では、働いているスタッフの半分以上がたばこを吸っていた。休憩時間になると、皆が揃って灰皿を囲む様子を見て、自然と興味を持ったのを覚えている。ある日、「吸ってみる?」と一本差し出され、半ば好奇心で火をつけた。その瞬間、胸の奥に広がる煙の感触とともに、不思議と肩の力が抜けたような気がした。

決して体に良いものではないとわかっていたが、あの一服で感じた心の安堵感は、他の何にも代えがたいものだった。それ以来、たばこは俺の生活の一部になった。

幼いころ父親がタバコを吸っているのを辞めるように勧めていた少年が今となっては、ヘビースモーカーの仲間入りを果たした。
両親がタバコを吸っていると、子供の喫煙率は男なら2倍、女なら3倍くらいになるみたいだな。

たばこがくれる小さな休息

社会人になり、たばこはさらに俺にとって重要な存在となった。日々の業務に追われ、ミスをすれば厳しい指摘が飛んでくる。そんな中で、喫煙室に行く数分間の休息は俺にとって貴重なリセットの時間だ。

喫煙室で出会うのは、同じように仕事の合間を縫って息抜きを求める人たちだ。中には上司もいれば、他部署の同僚もいる。たばこを吸いながら交わされる何気ない会話が、業務のストレスを和らげてくれることもある。皮肉な話だが、たばこを吸うことで人とのつながりが生まれる場面も少なくない。

最近では、たばこを吸う人の数が減り、喫煙者同士の交流の場も限られてきた。そのためこそ、たばこを介したコミュニケーションの重要性が際立つ。喫煙室で偶然耳にした情報が業務に役立ったり、上司からの思わぬアドバイスを得たりすることもある。たばこを吸うことが、単なる息抜き以上の役割を果たすこともあるのだ。

今では減ってしまった「たばコミュニケーション」。
皆が考えてるよりも、有意義なものであると思う。
そういうリラックスしてる場だからこそ話せることってあると思うんだよな。

高学歴が生むプレッシャー

高学歴であることが必ずしも幸福を保証するわけではない。むしろ、それが重荷になることさえある。「あの大学出身なら、何でもできるだろう」という周囲の期待は、時に過剰で、息苦しさを感じさせる。失敗することが許されない雰囲気の中で、自分を見失いそうになることも多々あった。

そんな時、たばこを吸いながらぼんやりと空を見上げる時間が、俺にとっての救いだった。煙が空に溶けていく様子を見ていると、自分の悩みも一緒にどこか遠くへ飛んでいくような気がする。

「高学歴=仕事ができる」ってわけではないもんな。
あくまで高学歴は、勉強がちょっと得意だっただけだもんな。

世間の目と愛煙家の本音

もちろん、たばこを吸うことへの批判は理解している。健康被害や周囲への迷惑を考えれば、非喫煙者の意見ももっともだ。実際、俺自身も「たばこをやめるべきだ」と何度も思ったことがある。しかし、それでもたばこに手を伸ばしてしまうのは、心の安定を求めているからだ。

特に、孤独を感じる夜や、失敗して落ち込んだ時に、たばこの火をつける瞬間は、一種の儀式のようでもある。煙を吐き出すたびに、心の中に溜まったモヤモヤも一緒に流れ出るような感覚があるのだ。

一部のマナーの悪い喫煙者のせいで、全喫煙者が肩身の狭い思いをしなくてはならないのは、納得がいかない。
多様性を認める世の中の風潮にもかかわらず、喫煙者への風当たりが強くなっているよな。
喫煙者だって個性の一つだと思うんだけどな。

メンタルケアとしてのたばこ

たばこを吸うことが必ずしも正しいメンタルケアだとは言えない。しかし、現代社会において、自分なりの心のバランスを取る方法を見つけることは重要だ。たばこに限らず、何か一つでも自分を落ち着かせる手段を持つことが、人生を乗り切る鍵になる。

例えば、俺の友人の中には、ランニングやヨガでストレスを発散する人もいる。彼らの健康的な方法には頭が下がるが、それでも俺にはたばこの持つ独特のリズムが必要だった。たばこを吸うことで得られる「間」や「余白」は、忙しい日常の中で忘れられがちなものを思い出させてくれる。

タバコをやめようとして失敗する多くの理由が、メンタルをケアしてくれるものがないことから、再び手を出してしまうんだろう。
子供ができたからタバコ辞めましたっていうやつらは、メンタルケアを子供を見て癒されることで行っているに過ぎないよな。

まとめ

近年、たばこへの規制はますます厳しくなっている。電子たばこや加熱式たばこが普及し、健康被害を減らす努力も進んでいるが、それでもたばこそのものが持つ社会的イメージが大きく変わることはないだろう。

それでも、俺はこれからも自分なりのバランスを取りながら生きていきたいと思っている。たばこを吸うことで得られる心の平穏を大切にしつつ、それに頼りすぎない生活を目指すのが俺の課題だ。

たばこという小さな悪癖が、俺にとっての救いでもある。その矛盾を抱えながら、これからも歩んでいく。

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Profile
タケシ
タケシ
26歳エンジニア
俺はタケシ、京都在住のエンジニア。 日本の平均所得は450万円程度という都市伝説が実しやかに囁かれている。 俺は、そんな日本で細々と生活する年収260万円、借金370万円のサラリーマンだ。 日本のサラリーマンのリアルを見ていってくれ。
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